距離

フィート・インチを用いる。1フィート=12インチ=0.3048 mであり、1インチ=25.4 mmである。表記するときは3フィート5インチを3 ft 5 in.などとするが、通常略記が認められており、3’5”とも表記できる。また、インチで長さを表記する場合、小数点以下の数字を10進法ではなく、分数を使って1/8ずつ区切る表記が多い。例えば2.875インチのことを2-7/8と表記し、2インチ7分と読んでいる。また1/2インチのことを半と読むことが多く、例えば外径3-1/2のチュービングは三半のチュービングなどと呼ばれる。

1/8インチ=1分

2/8インチ=2分

3/8インチ=3分

4/8インチ=4分(=半)

5/8インチ=5分

6/8インチ=6分

7/8インチ=7分

テレビやタイヤのサイズ以外で、日本人に根付いているフィート・インチの文化はやはり野球だろう。野球のグラウンドは、各塁間はもちろんのことネクストバッターズサークルや塁の大きさ、ピッチャーマウンドの高さまですべてフィート・インチで切りよく決まっている。例えば、各塁間の距離27.431 mや投手板から本塁までの距離18.440 mを覚えている方も多いかと思うが、これはフィート・インチに直すと、ぴったり90’(90フィート)と60’ 6”(60フィート6インチ)である。