ソーカルの話
カリフォルニア州は南北に長い州であるため、北カリフォルニア略してノーカル(Norcal)と南カリフォルニア略してソーカル(Socal)に分けて考えることがある。
境目はだいたい、ベイカーズフィールドあたりのようで、それより北はノーカル、南はソーカルである。
実際はノーカルとソーカルの違いなんて誰も気にしていないが、肌寒い軽井沢みたいな街にいる人間が、リゾート感が炸裂している南国にノコノコと出かけたときの衝撃は半端ない。これが同じカリフォルニアと言えるものだろうか。いや言えまい。
今回は前回に引き続きソーカルを旅した話。土曜日のお昼にパロアルトを出てソーカルの「首都」ロサンゼルスを通り過ぎ、その日の深夜にサンディエゴ近郊のオーシャンサイドという町にたどり着いた。
オーシャンサイドは、波しぶきのきらめく海岸を日焼けした男女がオープンカーで通り過ぎてゆくような場所で、カリフォルニア侮りがたしと思った反面、これってもはやほとんどメキシコな気がしてきた。
私はこりゃひとりで来るとこじゃねーと思い、日曜日のお昼12時53分発のパシフィック・サーフライナー777号に乗って教授の待つノーカルに速攻帰った。
今回私が感じた事。
ノーカル:常秋の避暑地(軽井沢+札幌)
ソーカル:メキシコ(メキシコ)
誰も気にしていないと書いたが、実はノーカル vs ソーカル論争ははたから見ていて結構面白い。
インターネットの記事を見ているとノーカルの人の方がソーカルを意識しがちのようである。そして日本人が思うカリフォルニアのイメージは完全にソーカル(ロサンゼルス・サンディエゴ)のステレオタイプだね。
左の女の子がソーカル代表、右の女の子がノーカル代表。これは分かる気がする。