行動規範の話
スタンフォードでは宿題や試験に臨むにあたって行動規範(honor codes)なるものが存在する。授業ごとに多少方針が違うのだが、基本的なコンセプトは、①課題や試験は自力でやれ、②けど監視はしない、試験官も置かない、③しかし違反が発覚した場合は単位剥奪,停学もしくは退学、というものである。非常に重い。
留学生にとっては行動規範違反(violation of honor codes)は致命的である。例えば私が在籍する地球科学部の留学生は一学期中に最低10単位を取得しなければビザの正当性を失うので、単位剥奪や停学になった途端に国外退去になってしまう。
学校はことあるたびに、何かに違反したら国外退去を示唆するので嫌でも情報に敏感になる。これが自己責任の世界である。