予防接種の話
本日は昼にMMRと呼ばれる予防接種の二回目を受けに行く。一回目は9月9日に接種。
学校は世界各国からの留学生が集まる場所なので、伝染病の予防に非常に力を入れている。
特に、結核(tuberculosis)、はしか(Measles)、おたふくかぜ(Mumps)、風疹(Rubella)への警戒は強く、すべての新入生は抗体があることを証明しなければならない。日本からの留学生は結核については簡単なアンケートを提出すればよいだけであるが、はしか、おたふくかぜ、風疹については、抗体検査の結果か、予防接種の記録を提出する必要がある。
それらの書類は英語でなければならないので、もし幼少期に予防接種が完了している場合でも、担当の小児科に改めて証明書を作ってもらう必要があったり、日本語の証明書を英語に翻訳する必要があったり、日本で必要書類を揃えるには大きな手間と費用がかかる。
さらに厄介なのは、アメリカの大学が要求しているはしか、おたふくかぜ、風疹についての予防接種はMMRと呼ばれる、3種混合のワクチンを2回接種するものであり、日本ではごく限られた場所でしか接種できない。
したがって、渡米後に改めてMMRの予防接種を受けるのが無難である。スタンフォードの場合、大学の健康センター(Vaden Health Center)で予約をすれば簡単に接種できる。校外でも受けることができるが、学校の健康センターならば学校側が接種記録を自動的に管理する仕組みになっているので、証明書を取って学校に提出する面倒な手間が省ける。費用も学校の保険(Cardinal Care)でカバーされる模様。
なお、新学期が開始してから1か月経っても(今年であれば10月22日までに)予防接種の証明書が取得できない場合は、公衆衛生上学校にとどまることができなくなると書かれており、もし渡米後に接種を考えている場合は期日に注意が必要である。
特にMMRの予防接種は2回に分けて受けなければならず、2回目は1回目の接種の1か月後以降でないと受けられない。つまり、期限に間に合わせるためには、キャンパスに到着したらなるべく速やかにMMRの接種を受けるべきである。
予防接種の条件をクリアせずにそのまま放置していると、次のような警告メールが来る。
私の場合はすでに対処済みだったのでよいのだが、もし何も手を打っていなければすぐに健康センターに相談に行く。
つまり、結論としては、米国入国までにすべての予防接種を揃えることができなくても、到着後にすぐに健康センターの予約(appointment)を取って相談すれば何の問題もない。放置は最悪である。