野球の話
朝サンフランシスコジャイアンツのパーカー(応援グッズとして買ったが感触が気持ちいいので普段着と化した)を着て外に出ると、アメリカ人の青年から声をかけられた。
「セーター、いいじゃん、クラッシックなデザインだね」
「え、はい。ありがとう」
「野球好きなの?」
「めちゃくちゃ好きです。見るだけですけど」
「どこから来たの?」
「日本です。東京から来ました」
「日本人だと思った!日本人も野球が好きだからなあ。東京にもジャイアンツがあるだろう?ライバルはタイガース?」
「そうです。最近はサンフランシスコでも日本人選手がプレーしていますね」
「イシカワ?」
「彼は日系アメリカ人ですね、今年もう一人カンザスから移ってきましたよ」
「エイオキ(青木)!そうだろ?いつも応援してるよ。素晴らしい選手だ」
その青年は、外国人然とした私が現地のスポーツチームの服を着ているのを見て興味を持ったのかもしれない。
仮に日本でアメリカ人がプロ野球チームのユニフォームを着ていたら、野球好きなのかなと思って声をかけてしまいそうだからね。
今日はただそれだけの話なのだが、野球は日本と米国を繋げている意義深いスポーツだと思わざるを得ない。
さらにどうでもいいが、今週末は早慶戦だそうで。
今でも私が大学に入った12年前の早慶戦を思い出すが、その年の早稲田は1番セカンド田中浩康、2番センター青木宣親、3番ショート鳥谷敬という上位から始まる史上最強と評される打線だった。いま、もう一度見たい気がする。