4つの角の話
スタンフォード大学の心臓部には、メインクワッド(Main Quad)と呼ばれる象徴的な建物群がある。歴史的にも、大学のもっとも古い建物群であり、現役の教室でもある。
いくつかの建物が連なっているのだが、外から見ると、中庭を囲むやや横長の長方形の敷地を持つ建物に見える。
そのメインクワッドの4つの角にはそれぞれ名前がついていて、北東から時計回りに、
- 歴史角(History Corner)
- 工学角(Engineering Corner)
- 地学角(Geology Corner)
- 数学角(Math Corner)
となっている。南西にある地学角とその一帯は総人口3%ほどを占める地球科学部が占拠しており、そこに所属する私もたまに使う。
工学角は現在は教育学部系の研究に使われているので、言語角(Language Corner)とも呼ばれている。すると、東半分が文科系、西半分が理科系にちょうど分かれる。メインクワッドの中心を境に文理が分離されているという、かなりどうでもいい話。
地学角にはGEOLOGYの文字が刻まれている