ある固体表面の上に載っている液滴を横から見てみたときの関係を式で表現してみる。
これらの力は実験的に計測することはできないが、もし存在しなければ三重点が左右どちらかに動いてしまうであろうことから存在が確認されている量である。ヤングの方程式Young’s equationと呼ばれており、接触角についての示唆を与える式としてみなされている。この式の釣り合いは固体表面の滑らかさによって変化するので、実際の固体表面に適用するときには次のような補正を施すことがある。
ここでのraが補正係数であり、実際の接触表面積と、見かけ上の接触表面積の比として与えられる。
また、貯留層工学では油、水、岩石の接触をよく考えるので、ヤングの方程式は次のような表記になることが多い。