貯留層工学のマクロとミクロ

貯留層工学において微視的(ミクロ)と言えば、分子レベルのことを言うのではなく、連続体continuumとしての流体に注目し、コアの孔隙と岩石基質がもたらす流動特性について考える。

一方巨視的(マクロ)な視点とは主にフィールドスケールを指す。石油開発でのスケールは常にマクロなので、理論的にモデル化できるミクロなスケールの話をマクロなスケールにうまく適合しなければならない。そのために一見トリッキーなことを沢山するので、貯留層工学の見通しが悪くなる。ここでは、その過程をステップバイステップで紹介していく。